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レザークラフトに必要なものってなに?~お手入れ道具編~

自分で作ったバッグや財布を使うのって憧れがありますよね!
このコラムでは、これだけあればレザークラフトを始められるという道具を

①縫う・測る編
②裁断編
③あったら便利編
④お手入れ道具編

の4つに分けて厳選してご紹介します。

ぜひご参考にどうぞ!

・砥石

まずはなんといっても砥石です。

裁断編にも書きましたが、包丁は切れ味が全てなので研ぎが重要になります。

砥石の種類

①粗さ

革切包丁に必要な砥石は大きく荒砥、中砥石、仕上げ用砥石の3つに分けられます。

荒砥は刃が欠けたときに使うので、基本は中砥石である程度切れるまで研ぐ→仕上げ用砥石でもう一段階切れ味を上げる、という流れになります。

また、粒の粗さ=粒度は#○○というように表記し、これを番手といいます。

番手が大きくなるほど粒が細かくなっていきます。

荒砥石・・・#150~600(青・黒系)

中砥石・・・#1000~2000(茶系)

仕上げ用・・#3000~(ベージュ系)

くらいの番手がいいでしょう。

また、パッケージを捨ててしまって番手がわからない場合は触って確かめるか、上記の色が大体の目安になる場合があるので参考にしてみてください。

②吸水性と非吸水性

砥石を使うときには水も併せて必要です。

水を使うことで包丁が摩擦熱を持つのを防ぐのと同時に砥石の表面に薄い水の膜ができ、包丁を傷つけずに研ぎやすくなります。

砥石には吸水性のものと非吸水性のものがあるので、違いを見てみましょう。

吸水性・・・使う前に数分間水に漬けます。表面に細かい穴が開いており、そこから水が浸み込むので研ぐときに水をかける回数が少なくすみます。

反面、使う前に漬ける時間・使った後に乾かす時間がかかります。

非吸水性・・こちらは水をかければすぐに使うことができ、水が浸透しないので早く乾きます。

反面、使っているうちに水がはけるので吸水性のものよりもこまめに水をかけなければなりません。

③研ぎ方

  1. 砥石を水につけて水気を含ませるor水をかけます。これにより熱を持つのを防ぐのと同時に砥石の表面に薄い水の膜ができ、包丁を傷つけずに研ぎやすくなります。
  2.  砥石と革切包丁の間は一定の角度を保つ必要があります。包丁の種類や刃の状態によって異なりますが、最初は包丁の元々の刃の角度に合わせましょう。
  3.  刃を砥石の上で包丁を動かしながら研ぎます。ある程度力を入れて抑えないと砥げず、逆に力を入れすぎると変にへこんでしまうので均等に圧をかけながら注意して動かしましょう。
  4. 目視で刃の状態を確認します。刃先が光っていれば十分に研げています。適当な革を切ってみて、力を入れず刃が入るか確認しましょう。このときに裏にかえしがあれば仕上げ用砥石で何回か研いでそれを取り、包丁を乾いた布で拭いて水気を取りましょう。
  5. 研ぎ終わったら砥石を水で洗って水気を切ります。砥石を乾かした後は乾いた布で包み保管してください。

以上が革切包丁を研ぐ方法です。研ぎ方には慣れが必要ですので、何度も挑戦して手で覚えましょう。

また、表面から水がなくならないように注意し、適宜水をかけましょう。

そのうち動画にしてアップしようかと思います。

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荒砥

中砥石

仕上げ用砥石

 

・無水エタノール

油汚れや塗料を落とすのには無水エタノールが必要です。

併せて綿類のタオルや綿棒もあると細かいところまで掃除ができて便利かと思います。

機械や道具全般は水拭きはサビがでる恐れがありお勧めしていないので、無水エタノールで掃除しましょう。

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無水エタノール

 

おさらいですが、今回紹介したものは

砥石→包丁の手入れ

無水エタノール→道具の掃除

です!

ものづくりは手に覚えさせることが何より大切ですので、手に馴染むものを使い手と一体化させることを意識しましょう。
また、個人的には長く使える道具を選ぶことで自分の癖が付き使いやすくなるので、できれば最初はそういったものを選んでほしいです。

今回で「レザークラフトに必要ものってなに?」は一旦終わりです。

今後も良さげな道具があれば紹介していきたいと思います。

次回からは機械について書いていこうかなと思います。

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